KPCマネジメント・スクール2007 技術・イノベーションマネジメントコース


 

ご参加のおすすめ

 
  グローバル競争下において、わが国企業が将来にわたって発展していくためには、研究・開発、技術開発、商品開発担当者が、イノベーションやR&Dの生産性向上を通じて顧客の欲する、かつ業績に貢献しうる新しい技術・商品を生み出していくことが必要不可欠である。
本コースでは、目標の明確化、収益性の重視、柔軟な組織体制などの基本要素を踏まえ、研究・開発マネジメントの基本的な考え方、研究・開発や商品開発の成功例と失敗例を学び、異業種間の経験交流とディスカッションを重ねることによって、各社にとって有益な技術経営、商品開発のあり方を探る。

開催要領


プログラムの

骨 子

「新しい技術・商品を創造するR&Dマネジャーへの変革」

 

○ R&Dマネジャーとしての基本的な考え方を学ぶ
○ 課題発見能力と解決力を磨く
○ 戦略的な思考能力、論理的な経営感覚、説得力あるプレゼンテーション能力を修得する
○ 経営センス溢れるR&Dマネジャーへの自己変革を促す
○ 異業種との人脈形成、ネットワークづくり、コミュニケーション能力の向上につとめる

期 間

スケジュール
2007年 8月 2日〜2008年 2月22日<22日間>
グループ研究については、22日間の例会以外に、グループ毎に自主勉強会を開催いただきます。
2007年度スケジュール(pdf)
2006年度スケジュール・カリキュラム(pdf)
対 象

技術イノベーションを担うミドルマネジャー 20名程度

[研究・開発部門、技術開発部門、商品開発部門]

参加費
(消費税込み)
全国の生産性本部の賛助会員組織  682,500円
一  般                787,500円
(宿泊費・食費等は別途実費を頂戴します。グループ研究における調査費は含まれておりません。)
プログラムの

内 容

T.R&Dマネジャーとしての基本的な考え方を学ぶ
 研究開発マネジメントの実際、人材マネジメント。技術・製品戦略、開発プロセスマネジメント等、基本理論と最近の傾向について知識を習得する。

U.参加者相互の問題意識を交換し、共通課題についてグループ研究テーマを設定する
 参加者が、自社ならびに個人の問題意識をベースに関心のある研究テーマを設定し、研究グループを編成する。グループごとに問題意識を交換し、研究テーマの解決課題を明確にし、解決のための仮設を設定する。

V.代表的なケーススタディと徹底討論を行う
 R&Dが元気な企業の幹部を招聘、もしくは訪問し、また文献によって、ケーススタディを行う。
グループ研究の研究テーマを深く掘り下げ、徹底的に議論することによって成功のポイントと失敗の原因をつかむ。また、過去8期の本コース修了生を招いてのパネルディスカッションからR&Dマネジメントのヒントを得る。さらに、戦略的な思考力を磨くため、コーディネータが良書を推薦し、技術・イノベーションに関する見識を深める。
〔06年度ケーススタディ企業:TOTO、日東電工、リコー、浜松ホトニクス、住友3M、NTT 他〕

W.仮説・検証方式によるグループ研究
 自主的なグループ研究とコーディネータの適切な助言で、研究テーマの仮説・検証を繰り返しながら、「これからのR&D戦略、技術・商品開発戦略の設計と実践」を提言し、自社の技術経営に資する。

 

《課題文献図書》

『ゼミナール 経営学入門(第3版)』(伊丹敬之、加護野忠男:日本経済新聞社)

《コーディネータ推薦図書》
『製品戦略マネジメントの構築』 (伊藤宗彦:有斐閣)
『企業価値を創造する研究開発マネジメント』(坂口嘉平)
『MOT[技術経営]入門』 (延岡健太郎:日本経済新聞社)
『製品開発の知識』 (延岡健太郎:日本経済新聞社)
『ものづくり経営学』 (藤本隆宏:光文社)
『知識創造企業』(野中郁次郎、竹内弘高:東洋経済新報社)
『イノベーションのジレンマ』・『イノベーションの解』(C・クリステンセン:翔泳社)
『日本のもの造り哲学』(藤本隆宏:日本経済新聞社)
『科学経営のための実践的MOT』 (技術主導型企業からイノベーション主導型企業へ)(ヒューゴ・チルキー:日経BP社)
『イノベーションの経営学』 (技術・市場・組織の統合的マネジメント)(ジョー・ティッド他:NTT出版)
『企業戦略論 上・中・下』(ジェイ B・バーニー:ダイヤモンド社)
『ウォートンスクールの次世代テクノロジー・マネジメント』(ジョージ・デイ:東洋経済新報社)
『製品開発力』(藤本隆宏、キム・クラーク:ダイヤモンド社)
『ネット資本主義の企業戦略』(フィリップ・エバンス、トーマス・S.ウースター:ダイヤモンド社)
『イノベーション・マネジメント入門』(一橋大学イノベーション研究センター編:日本経済新聞社)
 

参加要領 参加要領のページをご覧下さい。
申込み方法 申込用紙(pdf)をプリントアウトし、FAXにてご送信下さい。
事務局
(問い合せ先)
(財)関西生産性本部 (担当:五百籏頭(いおきべ)・楢原)
〒530-6691 大阪市北区中之島6-2-27 中之島センタービル28階
TEL:06-6444-6464 FAX:06-6444-6450
 
コーディネータ

(株)フュージョン アンド イノベーション代表取締役社長 古田 健二 氏
 1947年生まれ。71年東京工業大学工学部卒業。73年同大学理工学研究科修士課程修了。80年スタンフォード大学 Degree of Engineerを取得。総合電機メーカーにて電子デバイスの開発に従事。85年 Arthur D.Little(Japan)入社を経て、SRIインターナショナル移籍、96年SRIコンサルティング設立と同時に初代代表取締役に就任。2000年3月SRIコンサルティングの戦略コンサルティング部門解散に伴い、同年4月フュージョン アンド イノベーションを設立し現職。経営および技術に関する日本の代表的コンサルタントとして活躍している。また東京工業大学において21世紀COEプログラムの客員教授を03年度から、さらに04年度から特任教授として「テクノロジーマネジメント総論」の授業を担当している。主な著書は「テクノロジーマネジメントの考え方・すすめ方」、「新規事業パワーアップノート」など。
 
神戸大学大学院 経営学研究科教授  原  拓志 氏
 1962年生まれ。85年神戸大学経営学部卒業。繊維メーカーで約5年間勤務。93年神戸大学経営学研究科博士前期課程修了、神戸大学経営学部助手。96年同助教授、99年神戸大学大学院経営学研究科助教授。01年エディンバラ大学でPhD取得。04年神戸大学大学院経営学研究科教授。研究分野は、テクノロジーマネジメント、工業経営。主な著書は、「Innovation in the Pharmaceutical Industry」、「医薬品の社会的形成」など。

神戸大学経済経営研究所 准教授  伊藤 宗彦 氏

 1957年生まれ。81年名古屋大学工学部卒業。松下電工鞄社。00年神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期修了(経営学修士)、03年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期修了(商学博士)。同年神戸大学経済経営研究所助教授。主な研究論文は、「システム・アーキテクチャとイノベーション-カーナビにおけるソフトとハードの統合」、「EMSが産み出す製造価値」、「モジュール化と製品競争力」など。主な著書は、「製品戦略マネジメントの構築」など。


技術経営コンサルタント・千葉商科大学 非常勤講師   坂口 嘉平 氏
 1933年生まれ。56年群馬大学工学部応用化学科卒業。花王石鹸梶i現花王梶jに入社し研究所勤務。67年名古屋大学より工学博士の学位取得。化学品本部にて新商品・新事業開発の企画を担当し、83年化学品部門シニア・マネージャー。研究開発部門部長職を経て93年定年退職。現在、技術経営コンサルタントとして活躍中。主な著書は「エンジニア・エグゼクティブへの道」など。

 

 

これまでの

グループ研究

テーマ

2006年度

@ 真のお客様価値を創造するコア技術戦略とプラットホームを有効活用する開発プロセスについて
A 新製品開発への道、その第一歩は如何に?
  〜企業が持続的に成長するための新規テーマにおけるアイデア着想から企画を通すまでのプロセスの研究〜
B 意思決定のメカニズム
  〜悩まないリーダーを目指して〜
C 良い開発テーマを生み出す人材マネジメントとは?
  〜テーマの期待値を上げていく効果的な人材マネジメントのシステムと運用〜

 

2005年度

@ 真のマーケットイン型開発の実現

    〜潜在ニーズ発掘による価値創造型開発〜

A 市場環境を捉え新規事業を創造するための戦略

    〜市場変化に柔軟に対応し事業を成功に導く戦略とは?〜

B 「企業発展のための製品開発プロセス」とは

    〜利益を生み出す仕組みとマネジメント〜

C 顧客価値を生む新製品開発におけるミドルマネージャーの役割

    〜ミドルマネージャーが推進する新しいマネジメントモデルの提案〜

D 市場創造を可能にするR&D人材マネジメント

    〜桃太郎モデルで示す現状突破型スーパーリーダーへの道〜

 

2004年度

@ 利益を生み出せる高付加価値商品開発を継続するには

    〜B to B企業の発展に貢献する、顧客に魅力ある高付加価値商品を継続的に創出するための提案〜

A 新規事業の創出のための技術マーケティングと研究開発マネジメント

B 開発アウトプットを高めるための研究開発マネジメント

    〜プロジェクト特性に応じた研究開発マネジメントの方法について〜

C 新規事業創出のしくみ

    〜継続的に新規事業を生み出すための人材マネジメント〜

 

2003年度

@ 新しい事業・商品を継続的に生み出す創造的研究開発を進めるには

  〜テーマを生み出すためのマネジメントのあり方〜

A 創造提案型商品開発システムの研究

  〜潜在ニーズ(顧客)を感知し、市場に価値ある商品コンセプトを提案するシステムの研究〜

B コア技術をベースとして継続的に成長・発展する為の会社の仕組み

  〜展開型コア技術戦略の提言〜

 

2002年度
@ スピード化を追求した製品開発マネジメント

  〜ビル・ゲイツ戦略の提案〜
A イノベーションロードマップが創り出す差別化・高付加価値商品および新事業
B コア技術戦略の限界を打破する新戦略の提言
  〜事業展開の新たな方法を求めて〜

2001年度
@ 新製品開発に有効なR&Dテーマを発案させるためのマネジメント

  〜事業戦略に基づいたR&Dテーマを創出するために〜

A 売れる商品開発のための商品コンセプト創出マネジメント
  〜顧客との関係性を考慮した商品コンセプト創出プロセスの解明〜
B 企業価値増大に貢献する新技術・新事業のマネジメント
  〜顧客/パートナーシップを組み込んだイノベーション・プロセス構築〜

 
その他の
コース
経営戦略コース
経営人事コース
営業・マーケティングコース

2007年05月11日更新 / ©KPC