KPCマネジメント・スクール2006経営人事コース


 

ご参加のおすすめ

 

  企業間競争の激化と少子高齢化は日本企業の人事制度に大きな影響を与えている。経営戦略と組織の再構築に伴う優秀人材の確保と処遇施策、専門性を劣化させないキャリア開発施策、男女の雇用機会施策等の職務再設計、新卒採用難、雇用延長、キャリア開発など新たな課題が発生し、人事担当者に課せられた責任も大きい。経営環境が激変する中で、自社の風土や文化と合致した人事制度をどのように構築するのか。新たな時代の人事に求められるのは、経営ビジョンと連動した人材ビジョンを構築し、それを実務的な採用、人事異動、人材教育などの具体的な制度運用にまで結びつける機能である。
 このことを本コースでは「経営人事」と捉え、その中核を担う人事のミドルマネジャーが「経営人事のグランドデザイン」を描き、改革提案できる力を養う。そのために自社の課題を明確化し、その上で基本的な理論を押さえ、他社事例に学び、自社事情を分析し、キーとなる考え方を編み出す。


開催要領


プログラムの

骨 子

「新たな経営人事の設計を目指す」
・人事戦略の構築・運用に必要な理論・知識を体系的に習得する。
・ケーススタディ等を通して、人事の「現在」を考え、「これから」の人事

 の基本構想を描きだす。
・描き出された人事の基本構想を元に、総体としての人事制度の設計を提案

 する。

期 間

スケジュール

2006年 8月 1日〜2007年 2月23日 <20日間>
グループ研究については、20日間の例会以外に、グループ毎に自主勉強会を開催いただきます。

2006年度スケジュール(pdf)
2005年度スケジュール・カリキュラム(pdf)

対 象 人事革新を担うミドルマネジャー(30才代から40才代前半)20名程度
参加費
(消費税込み)
全国の生産性本部の賛助会員組織  672,000円
一  般                777,000円
(次年度のフォローアップ研修費を含みます。食宿泊費は別途実費を頂戴いたします)
プログラムの

内 容

T.人事戦略の基本を学ぶ
 ・ 人事戦略の設計・運用について、「人事の診断的アプローチ」という考え方と能力主義管理における人事の各論を学習して人事の基本理論を習得しながら自社の人事管理の課題を抽出する。

 ・ 人事の基本的な機能について、人事制度論、経営戦略と組織、労使の個別化における人事労務管理、ホワイトカラーの仕事論の4つの視点で捉え、自社の業務を再検討する。


U.ヒアリング調査に学ぶ
 ・ 組織課題解決のために、課題に対応したベンチマークとなる企業の人事部門を訪問してその解決の糸口を見出す。そこから、制度改革の基本哲学、運用管理の判断基準、実務思想等を探り出す。
〔昨年度ヒアリング企業:ベネッセコーポレーション、日本IBM、キヤノン、トヨタ自動車、他〕

V.仮説・検証方式によるグループ研究
 ・各社の人事課題をもとにグループ研究テーマを選定し、今後の人事戦略を構想、提案書を作成する。

 
《コース必須テキスト》

 『能力主義管理〜その理論と実践〜』(日経連能力主義管理研究会 著)

  参考文献については「賃金とは何か」(楠田 丘 著 中央経済社)ほか
  逐次ご紹介いたします。

申込み方法 申込用紙(pdf)をプリントアウトし、FAXにてご送信下さい。
事務局
(問い合せ先)
(財)関西生産性本部 (担当:安田・新田町・長良)
〒530-6691 大阪市北区中之島6-2-27 中之島センタービル28階
TEL:06-6444-6464 FAX:06-6444-6450
 
コーディネータ

法政大学大学院教授  藤村 博之 氏
 
1956年生まれ。1979年名古屋大学経済学部卒業。84年京都大学経済研究所助手を経て、90年滋賀大学経済学部助教授。97年法政大学経営学部教授、2004年より現職。専攻は労使関係論、労務管理論。国内はもとよりユーゴスラビア、西独、タイ、マレーシア、アメリカ等海外研究も多数。著書には『 「新しい人事労務管理」(共著)「企業にとって中高年は不要か」等多数ある。

 

同志社大学大学院教授  佐藤  厚 氏

  1957年生まれ、1981年立命館大学産業社会学部卒業。1990年法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学、博士(社会学)。90年〜2004年日本労働研究機構主任研究員 に就任。2003年〜2004年東京大学社会科学研究所客員助教授を経て2004年より現職。専門は産業社会学、経営組織論、雇用政策論。96年から2003年社会経済生産性本部経営アカデミー人的資源管理コースの指導講師、コーディネータも歴任。著書には「仕事の社会学」(共 編著)、「総合政策科学入門(第2版)」(共著)、「ホワイトカラーの仕事と成果」(共著・2005年)等がある。

人事教育コンサルタント  中嶋 哲夫 氏
  1948年生まれ。1971年京都大学卒業後、鐘淵化学工業(株)入社。製造、開発、営業部門を経て、人事部で教育の実務を担当。その後人事教育コンサルタントとして独立。企業での教育実務を踏まえた人材育成論に定評がある。とくに、「やる気になる目標管理」の制度設計で活躍中。また、現在、 産労総合研究所組織人材マネジメントセンター顧問としても活躍。著書には「目標管理活用学」「面接対話活用マニュアル」「ライフマネジメント」(共著)等がある。

近畿大学助教授  松山 一紀 氏
  1966年生まれ。1990年京都大学教育学部卒業。松下電器産業(株)ビデオ事業部門人事部を経て、2003年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。2004年経済学博士(組織経営分析)取得。2006年より現職。専攻は戦略的人的資源管理論・組織行動論。著書には「経営戦略と人的資源管理」、「非合理組織の系譜」(分担執筆)等がある。

 

 

これまでの

グループ研究テーマ

2005年度

@ 多様なビジネスニーズに対応する『スキル・インテグレーション』
A これからの企業と社員のあり方を考える
  〜成果主義時代における“忠実な人”との調和〜
 

2004年度

@ “個別化”に対応する人事管理・労使関係のあり方

A 雇用の多様化における人材育成について

 

2003年度

@ プロ人材の育成を考える

A バブル世代のモチベーション施策

 

2002年度
@ ハイパフォーマンス人事の業務設計
A 社員全員のパフォーマンスを高めるには

2001年度
@ 成果主義人事の落とし穴とその克服策
A 成果主義を支えるインフラ構築

  〜個人と組織が対等な関係で契約するために労使で整備する環境は何か〜
B 企業淘汰時代における人的資源マネジメントの研究

 
その他の
コース
経営戦略コース
営業・マーケティングコース
技術・イノベーションマネジメントコース

2006年04月26日更新 / ©KPC