G-PDCAサイクル
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株式会社ケーイーシー(KEC)は、奈良県生駒市に1977年創業。1982年に現社名への変更と法人化を行い、2007年には現社長が入社。現在は一部に大阪府と京都府を含む、
奈良県の小学生から高校生までを対象として、学習塾、英語教室、プログラミング教室を展開する。基盤である奈良県内の学習塾・教育サービスは競争が激化する中、
同社は34教室を展開しており、県内トップクラスの規模を誇る。
創業以来、一貫して「人間大事の教育」という企業理念に基づき、社会で求められる力を育む教育指導を実践し続けてきた。学力を引き上げて志望校合格に導くことは
当然のこととして、それだけではなく、人として大切な他人を思いやる優しさや道徳心を持ち、自主・自立した人材の育成に寄与していくことを最優先の使命として
事業運営がなされてきた。また、同社が大切にしている理念「人間大事の教育」を通して、人と人とのコミュニケーションのあり方を示し、元気で前向きな社会づくりに
貢献することを自社のミッションとしており、それを実現させるための以下のような独自性の高い取り組みが見られる。
① 生徒仲間同士の高めあい・励まし合い、学びの楽しさを生み出す「エドテックテインメント」
② 主体性を身に付ける「G-PDCAサイクル」
特にこの2つは、KECが目指している理想の姿である「10年・20年先にも続く自信を育てる」ためにも不可欠な要素であると認識できる。その中でも「G-PDCAサイクル」の
習慣化は、従来の日本の学校教育で培われていた「フォアキャスティング思考」から、VUCAの時代を生き抜くために必要な「バックキャスティング思考」に対して、少年期から
馴染ませることで大人になっても社会人としての自覚と自信を育むための強い味方になれるものであると考えられる。
現社長の入社後には様々な問題等も発生するが、リーダーシップを発揮し次々と経営革新を実践。今や奈良県でもトップクラスの学習塾に成長する。一方で過労により自身の体調を
崩したことを起点としてチームによる経営の重要さを痛感。それまでのワンマンシップから部門長への権限移譲を徐々に進めつつある。さらに社員からの提案による制度改革や
新規プロジェクトや事業を創出するような組織風土を醸成しつつあり、全員で組織を動かす会社の実現に向けてさらなる変革を図る。
経営品質向上活動の取り組みは、2012年頃からスタートし、2015年には「関西経営品質賞 ブロンズ」、2018年には「関西経営品質賞 シルバー」を受賞。
継続して経営品質向上活動にも取り組む。
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