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「社会福祉法人 聖綾福祉会」は創業者である現理事長の山本 良祐 氏の強い想い入れのもと、常に入居者のご家族が足を運んでもらえるよう、都心からのアクセスがよく、
「安全、清潔、元気になっていただくサービス」をコンセプトに掲げて1996年に設立した。翌年、「在宅介護ステーションせいりょう」(デイサービス・訪問介護・
ケアプランセンター)を立ち上げて、在宅で暮らす高齢者の方々を中心に介護サービスを提供し、介護ノウハウの蓄積を図った。このノウハウ蓄積はのちに
㈱スーパー・コートの立ち上げにも大きく影響している。、2016年に特別養護老人ホーム「せいりょう姫島」をそれぞれ開設し、現在は大阪市内4拠点で高齢者介護、
訪問介護サービス等を展開する。
設立当初、職員には理念がなく専門性を突き詰める人たちが多く、職員個々の思いは強いものの、法人として目指すチーム介護に対しては反発が強く困難を極めていた。
また業界内では顧客満足を考えない、収益を考えない介護施設も多くあり、そのような環境を経験した人が集まった当法人においてはこの状況を打破すべく、
二つの課題を掲げて取り組んできた。
一つ目の課題として接客・接遇の向上を掲げ、経営理念の浸透を図った。当初は反発もあり困難を極めたものの、介護現場の意見を取り入れにより浸透しやすい経営理念へと改善し、
現在では現場での読み合わせも活発に行われている。また接遇能力向上のため、スーパーホテルからのインストラクターによる指導も含めて接遇能力の向上を図った。
二つ目の課題として介護技術の向上を掲げ、グループ独自の「ケアマイスター制度」を導入した。これにより介護技術の向上を図るとともに、職員の評価にも反映して、
研鑽を後押ししている。
経営品質向上活動においては2005年の取り組みの開始を起点として、理念カード=Faithの策定、2018年には「中長期経営ビジョン」を経営品質会議で策定、そして2019年度には
経営デザイン認証を受けるなど取り組みを活発化させてきた。
これらの取り組みを通じて、「終の棲家」としたい地域の方々の要望を叶えるブランドイメージを向上させ、「地域の方々に、聖綾福祉会があるから老後が安心だと思ってもらえるようになる」
との組織としての目標に向けて突き進む。
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