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株式会社 王宮 道頓堀ホテルは、1970年に現社長の祖父が宿泊・婚礼・レストラン(宴会含む)
の3部門で創業。76年に現社長の父が2代目社長(現会長)に就任後、実直な経営の徹底と高度経済成長の
恩恵も受け78年に初の黒字に転換。91年には婚礼事業を廃止、婚礼スペースを客室へと
改装し、当初の60室から123室(現在は一部ツインルームへの改装を行い116室)へと拡張した。
また、レストラン部門もランチ、ディナーを廃止、宴会に特化したサービスへ変更した。
こうして、現在の宿泊とホテル宴会の事業編成が出来上がった。
96年に現社長が入社。当時は稼働率が高く非常に多忙を極めたため、制定した経営理念が組織内に
十分浸透せず、目の前のお客様の対応に精いっぱいの状況であった。06年に現社長が専務に就任した頃から
「社員のやりがい」が素晴らしいサービスの提供に不可欠であると考えるようになり、
自社の価値観や理念、コンセプトなどについて社員と語り合うことを始めた。
さらに、07年に常務(現専務)が中国から帰国し経営に参加。他社との差別化を図るため、
08年にホテル宴会部門は「完全予約制の中華宴会」に特化し「笑いあり涙ありのホテル宴会」を
キャッチコピーに「よりよい人間関係」のお手伝い、09年に宿泊部門は宿泊がメインの日本人ビジネスマンから
「東アジア(香港、台湾、中国、韓国など)の20代の外国人個人旅行者」にターゲットを絞り、
日本文化に触れたい外国人旅行客への対応と、大胆なビジネスモデルの転換を行った。
12年に現社長が3代目に就任、常務は専務となった。
13年に経営品質向上活動と出会い、自社の活動の振り返りと改善活動を行ってきた。16年より月1回、
社長を含めた経営幹部7名による「経営品質会議」を開始し、本格的な活動がスタートした。
更なる差別化のために「おもてなしホテル」「おもてなし宴会」という、
これまでにない独創的なジャンルを創生しようとする意欲的な挑戦を行っている。
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