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レッキス工業株式会社は1925年に社是「三利の向上」を掲げ、宮川工具研究所を開設し、輸入機器工具を国産化する製造業として事業を開始。パイプマシンの量産や、ガス用ポリエチレン管の融着分野へ参入し、配管用機器メーカーとして事業を確立、順調に事業を拡大して来た。ところが、バブル経済の崩壊から、需要が急激に落ち込み、配管材料が鉄から樹脂へと変わるという大きな環境変化に直面した。そのため、あらゆる管材に使用できる工具の開発へと大きく方向転換し、独自技術と開発パートナーとの連携のもと、耐震・ケア市場に対応したポリエチレン管の融着工法や転造ねじ技術で1996年世界初の可搬式ねじ転造機、2003年自社のパイプマシンに搭載可能な自動オープン転造ヘッド、2004年にガス用ポリエチレン管全システム対応EFコントローラや配水用ポリエチレン管共用型EFコントローラを発売するなど、オンリーワン商品を生み出してきた。その後もスリム化やコストダウンなど財務体質の改善を進め、国内市場での確固たる地位を確立するとともに、海外へも事業の拡大を進めてきた。 一方、2008年から経営品質向上活動に取り組み、会社の目指す理想的な姿を「独自の技術サービスでワーキングアメニティを創造し、豊かな社会の実現に貢献します。」「配管業に携わる方々をメイン顧客とし、感動を与える製品・サービスの提供を通じて、信頼される社会を実現します。」「社員一人ひとりが元気で、働きがいのある会社を実現します。」の3つに定めマネジメントスタイルもトップダウンから全員参画のボトムアップに変え、主な顧客である設備工事業者へ、安心・安全で使いやすい商品の提供にとどまらず顧客固有の課題解決を支援しようと「パイピングソリューション」を合言葉に変革を進めている。
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