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医薬品原薬を製造する浜理薬品工業は、合成技術の蓄積が豊富で、創薬から商業生産まで一貫対応が可能な体制を構築し、GMP(製造管理及び品質管理規則)や米国FDA(食品医薬品局)などの厳しい基準に適合している。納期厳守を重視した小回りの利く少量・中量多品種の研究・開発・生産体制を整える一方で、コスト優位性のある海外に製造委託するなど、多面的な顧客ニーズに対応している。これらの強みを背景に、引き合い時から顧客とのコミュニケーションに努め、商業ベースで最適な製造プロセスを設計することで、規制や特許などにより製品上の独自性が発揮しがたい業界の環境の下、コスト面で優位性のある中国やインドなどとの競争に備えている。また、これまで培ってきた信頼や技術力で既存顧客を多く確保しているメリットを最大限に生かしながら、保有技術をコアに用途拡大を図り、新規事業への営業展開を予定している。組織戦略面では、社員に対する価値観の明示とベクトル合わせを目的としてCI(コーポレート・アイデンティティ)をはじめとした様々な取組みを導入し、100年200年と永続的に発展する企業グループの風土づくりを目指している。
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