• ・お客様一人ひとりが求める価値に応じたレッスンを考え提供する組織力
• ・天候や日焼けを心配せずに、いつでも快適にテニスを楽しめる場の提供
• ・他人を思いやる心を育み、行動できる人材に成長できる組織風土

ノアインドアステージ株式会社は、1980年に日東社（マッチ製造）の工場移転に伴う遊休地活用事業としてテニスクラブ事業を開始し、1990年に、当時としては画期的なインドアテニスコートへの変更を行った。98年の西宮校の開校を皮切りに多店舗展開を開始し、2002年に「会社という船でお客様と従業員を幸せの海に運んでいく」ことを再確認することで、財務本位から顧客本位の経営に転換を行い、現在では21の事業所展開を行っている。
企業理念を「私たちはお客様に健康と感動を提供し夢の実現に挑戦する情熱ステージです」とし、行動指針（ノアイズム）を「お客様感動」「現場主義」「チームワーク」「利他の心」｢チャレンジ精神」「学ぶ姿勢」「360度笑顔」とし、顧客に提供する価値を「喜び」「楽しさ」「安らぎ」｢自己成長」「健康」「交流」「スキル」の7つを「7つの価値」と定め、お客様の個々への「個に価値ある時間と空間の提供」を目指している。

●顧客本位
7つの価値のバランスを考慮した個別サービスの提供

顧客がテニススクールに求める価値が多様であることに気づき、「個に価値ある時間と場を提供する」ことをめざして、「7つの価値」を抽出・設定している。コーチとフロントが一体となって顧客ニーズやレッスン記録、レッスン当日の様子・体調などを共有・考慮し、レッスン中の平等性を確保しつつ、7つの価値のバランスを考慮した個別サービスの向上を目指している。

●独自能力
快適なテニス環境の追求と新店舗開設・集客ノウハウの体系化

インドアテニスコートにより、天候（雨・風、気温）や日焼けを気にせずテニスを楽しめる環境を確保するとともに、コーチとフロントが一体となって顧客ニーズの個別理解と共有を基礎とした「個別サービス」を行うことにより、レッスンの満足度を高めている。また、関西での出店経験を積み重ねたことにより、新店舗開設後の早い時期での目標会員数を達成するための新店舗開設・集客ノウハウの体系化を目指している。

●社員重視
環境整備点検を通じた従業員の一体感・協力関係の醸成

「お客様と従業員を幸せの海に運ぶ」ことを目指し、若い社員・アルバイトの人間性を豊かにする社員教育に取り組むとともに、毎月実施する環境整備点検を通じて、現場のコーチとフロント、あるいは社員とアルバイトの協力関係が高まっている。さらに、ノアイズム（行動指針）に定めた「利他の心」が徐々に浸透し、拠点を越えた学び合いや助け合いの活動が、現場社員の発意により活発化しつつある。また、「ノアブランド」の向上に伴って、求める人材が採用しやすくなり、新たな人材が現場を活性化させるという好循環に入りつつある。

●社会との調和
地域との共生を目指した店舗運営

店舗展開にあたって、地域社会の要請を積極的に聞き取り、スクール敷地内へのコミュニティエリア（スポーツ広場）の設置、法令基準を超えた防音設備の設置、幼稚園・学校等でのテニス指導、周辺清掃等、地域共生型の店舗づくり・店舗運営に取り組んでいる。