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同社は、1946年に屋根工事業から起業し、官公庁工事を柱に事業を展開してきた。折からの高度成長期の時世ともあいまって順調に成長して来たが、バブル経済崩壊以降、公共事業の抑制、リーマンショックなどから建設投資が激減する中、民間工事受注にも注力してきた。
1998年、三代目社長に就任した現社長は、建設業界全体にわたって建設投資額が減少する長期的な環境の変化に対応し、「『安心』と『信頼』による差別化」を掲げ、強い信念の元、基本理念に則した企業風土の実現に注力している。従って、業績面では急速な拡大志向は取らず、人をベースとした価値前提の安定成長経営を続けている。また、価格面以外での差別化が難しく、短期的な視点でのフロービジネスに陥りがちな業界にあって、既存顧客との継続的な関係を構築するストックビジネスの実現にも取組んでいる。
結果、施工技術に裏打ちされた誠実な仕事ぶりや、早くから高齢者施設やクリーンルームを建設してきたノウハウ、そして、自己資本比率が高いという業界トップクラスの強固な財務基盤もあいまって、ビジネスパートナーや既存顧客からの信頼を勝ち取り、顧客紹介・口コミなどから、収益環境の厳しい同業界の中にあって堅調な業績を維持している。
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