2010年度 関西経営品質賞
株式会社 シティー・エステート 介護事業部
設立 |
1995年 |
代表者 |
代表取締役 山本 晃嘉(やまもと あきよし) |
本社所在地 |
大阪市西区西本町1-5-9 |
売上高 |
3,752万円 (平成22年3月末 介護事業部のみ) |
従業員 |
367名(平成22年9月) |
事業内容 |
高齢者住宅/介護付有料老人ホームの運営・管理 |
ホームページ |
http://www.supercourt.jp/ |
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(株)シティー・エステートは、(株)スーパーホテルの関連会社で、シングルマンションの経営からビジネスシングルの経営転換において培ったスーパーホテルのノウハウを活かし、シルバーシングル(老人ホーム)へと事業展開を進めた。
平成8年には社会福祉法人聖綾福祉会を設立して在宅介護事業へと進出し、平成12年4月に介護保険法が施行され、介護市場が一気に拡大したのを契機に、聖綾福祉会で培った介護ノウハウとホテルで培ったホスピタリティを併せ持った高品質なサービスを提供する有料老人ホームを建設。
「入居のハードルを下げ、年金の範囲内で無理なく支払い続けることのできる施設」として有料老人ホームにおける低価格かつ高品質のビジネスモデルの構築を目指している。
- ●これまで培ったノウハウを活かした新事業展開
- 介護施設の運営やホテルの運営で培ったノウハウをもとに介護保険法改正に伴う市場拡大に合わせ介護市場に進出し、低価格・高品質のサービスを提供する介護施設チェーン作りを展開している。特にサービス開発では社内・社外・外部研究機関の情報から新サービスの仮説を立て、社内施設の最小単位でトライアルしたのち、検証・改良を加えて全施設に展開。
また、人材開発ではホテル経営のノウハウから「自律型感動人間」の育成を目指し、チャレンジシートやランクアップノートの導入を図って組織目標の達成を目指している。また、独自の経営指針書を作成して各施設の朝礼で唱和し、経営理念の共有を図っている。
- ●あらゆる機会で経営の思いを伝える
- 経営の大きな舵取りを社員に浸透すべく、経営理念に「社会的責任」「お客様第一主義」「効率的経営」を掲げ、「従業員ミッションステートメント」の携帯、毎月の社長メッセージ、ビジョン朝礼など、多様な取組みを改善し続け、よりトップの思いを社員に浸透することを図っている。
- ●入居者の「終(ついの棲家」を目指した施設づくり
- (株)シティー・エステート 介護事業部の主要顧客を「介護度が高く、医療サービスの要求が高い人達」とし、展開している施設では、入居者が常に「安全で清潔、イキイキした生活」が過ごせるよう、積極的に「注文ケア」を確保し、どの施設でも同じサービスを享受できる仕組みを構築している。
また、入居者の入院理由が誤嚥性肺炎や転倒骨折が多いことから、各施設では「パタカラ体操」の実施による予防アセスメントシートを導入するなど、入居者の入院率の低下を図っている。特に施設の入居者の集まる場所では、彼らの人生が華やいだ時代の家具や電気製品を並べてレトロ調とするなど、居心地の良い施設作りを通して入居者の「終の棲家」の施設づくりに結び付けている。
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