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関西経営品質賞について

2006年度 関西経営品質イノベーション賞

松下電器産業株式会社 松下ホームアプライアンス社
家庭電化事業グループ クリーナービジネスユニット

設立 1972年
代表者 ビジネスユニット長 内田 好昭
本社所在地 滋賀県東近江市林田町1500番地
売上高 498億円(2006年3月期 グローバル連結)
従業員 1,493名(2006年3月末 海外・社外工含む)
事業内容 掃除機・生ごみ処理機の開発・製造
ホームページ http://panasonic.co.jp/appliance/company/index.html
  • ・掃除機 世界生産累計 1億500万台(’0 6年3月末)
  • ・掃除機国内シェア 4年連続トップ(’02~’05年)
  • ・米国の消費者雑誌「コンシューマーレポート」の評価結果では、OEM先ブランドでキャニスター型、アップライト型とも1位獲得
  • ・生ごみ処理機国内シェア 5年連続トップ(’05年のシェアは約80%)
●「National」「Panasonic」ブランドとして培われた品質に加え、商品力の強化を目指すトップのリーダーシップ
BU長を始めとした経営幹部のリーダーシップの発揮によって、これまで培ってきた「National」「Panasonic」ブランドの安心感に加え、お客様とのインタラクティブなマーケティング活動による商品力の強化や、商品提供のスピードアップ、ビジネスパートナーを巻き込んだコスト実現と世界同一品質の実現という経営革新の方向性や目標レベルの理解促進が、従業員一人ひとりに図られている。
そうした経営革新の方向性や目標レベルの理解に基づき、技術部門や工場部門を始めとした各部門の責任者や現場のリーダーから戦略実現に向けた具体化策の提案が行われるとともに、商品開発の進捗とコストダウンの取組みを2日~1週間毎にBU長が直接確認するなど、トップダウン・ボトムアップの戦略形成・展開が階層を越えて行われている。
●顧客の意見・苦情から学んだ潜在ニーズと、独自のブラックボックス技術を組み合わせる商品化プロセス
社内外の研究機関と連携して、顧客自身も認識していない潜在的な要求・期待の理解に取組み、顧客の意見や苦情から学ぶという風土の醸成を図るとともに、知財権報奨制度のVCBU独自改善によって、独自のブラックボックス技術の先行開発を促進し、特長ある高付加価値商品を生み出す商品化プロセスを形成している。
また、グローバル事業推進、中国事業推進、原価革新などの部門は、当事者感覚を持って開発初期の段階から、経営管理、原価管理など業績や結果の測定と分析を行い、この商品化プロセスを側面から支援。こうした基幹・支援のプロセスの相互作用によって、掃除機国内市場占有率№1はもとより、日米で高い市場評価を得て、トップクラスの営業利益率を獲得している。
●グローバル最適地生産を目指した中国生産拠点での「一枚岩の風土」の醸成
中・長期的な視点から国内および北米、中国などを最重要地域に設定し、重要顧客・市場の選定を行うとともに、国内で培ってきた「一枚岩の風土」をグローバルに展開するため、中国拠点も含めて職場小集団活動を展開し、全員経営の視点での現場からの改善を継続して行っている。
加えて、低コストで生産するための生産拠点戦略に基づき、モノづくり革新、生産現場の能力の向上を意図した制度の運営や教育プログラムの提供、中国資材の積極的活用と中国拠点のモノづくり支援などによって、高品質で効率的に生産するSCMのプロセス運営が行われている。

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