“We are not really alive, we are just not dead”
「僕たちは死んでないだけで、生きているわけでもない」
タイ、ミャンマー国境地帯の難民キャンプで、友人に言われた一言。キャンプの外に出ることも、将来の夢を描くことも許されない彼らの人生。自分に与えられた「選択する権利」を、彼らのために使い、彼らが自らの人生を、自らの選択で生きていくことができる社会をつくりたい。そう決意した同氏は、「支援者」「被支援者」という関係性ではなく、彼らと対等な関係でミャンマーの社会構造をよくするため、ビジネスを立ちあげる。小規模農家を対象にした「アグリセンター」を展開するボーダレスリンクは5年間で年商11億円を見込むビジネスへと成長。社会問題をビジネスで解決する、ソーシャルビジネスについてお話いただきます。

【講師】　
BLJ Myanmar Co., Ltd　代表取締役社長 犬井智朗氏

【略歴】
1993年生まれ、京都府出身。立命館大学国際関係学部卒業
大学時代に、タイミャンマー国境地帯の難民キャンプに個人的に10数回渡航。そこで出会った友人や家族が幸せに暮らせる社会をつくりたいと決意し、最速でミャンマーで事業を開始すべく起業家採用で2016年ボーダレスジャパンに入社。
入社後、子供服ブランドの商品管理担当、シリア難民新規事業代表、株式会社Post&Post副社長などを経て、2017年12月よりボーダレスリンク社長としてミャンマーで農業トータルサポート事業を開始。
2021年に同社の代表を引き継ぎ、現在はボーダレスミャンマー代表として、「ミャンマーで社会起業家のためのプラットフォーム」を創るために奔走中。