技術・商品イノベーションコース

 

わが国企業が、現在直面している経済不況から脱し成長していくためには、研究・開発・商品開発部門が、顧客の欲する、かつ業績に貢献しうる新商品・製品・サービスを生み出していくことが必要不可欠である。研究・開発の生産性向上の重要な基本戦略として、@目標の明確化、A収益性の重視、B柔軟な組織体制などが考えられるが、本コースでは、研究・開発マネジメントの基本、 研究・開発や商品開発の成功例と失敗例を学び、異業種間の経験交流とディスカッションを通して、これからの企業にとって有益な技術経営、商品開発のあり方を探る。

 

■プログラムの骨子・特長

 T.R&Dマネジメントの基本を学ぶ

組織、人材育成、選択と集中、多角化と多核化、アウトソーシング、他社との共同研究、テーマ評価、特許戦略、研究開発にかかわる課題摘出と解決策の考え方、技術戦略の考え方、効率的研究開発を進めるための各種制度の考え方、技術資源分析の考え方、などの基本理論と最近の傾向について知識を修得する。

 

 U.グループワークの研究テーマを選択し、参加者相互の問題意識を交換する

参加者が自社ならびに個人の問題意識をベースに関心のある研究テーマを選択し、グループを編成する。グループ毎に問題意識を交換し、研究テーマの解決課題を明確にする。

 

 V.代表的なケーススタディと徹底討論を行う

R&Dが元気な数社の企業の幹部を招聘し、または訪問し、ケーススタディを行う。グループワークの研究テーマを切り口に深く掘り下げ、徹底的に議論することによって成功のポイントと失敗の原因を掴む。

 

 W.自主的なグループワークとコーディネータの適切なアドバイスで

     研究テーマの課題解決を図り、「21世紀R&D戦略の設計と実践」

     を提言し、自社の技術経営に資する



■期 間 2003年 8月 1日〜2004年 2月19日

                            <開講⇒8スクール⇒閉講  合宿含む20日間>

■対 象 R&D革新を担うマネジャー (30歳代から40歳代)  20名程度

       【研究・開発部門、技術開発部門、商品開発部門 】

 

■参加費 賛助会員60万円、非賛助会員70万円

         (宿泊費・食費・消費税、フォローアップ研修費は

                                                                   別途実費を頂戴します)

■コーディネータ

(株)フュージョンアンドイノベーション代表取締役社長  古田 健二 氏
 1947年生まれ。71年東京工業大学工業部卒業。73年同大学理工学研究科修士課程修了。日立製作所で電子デバイス材料の開発に従事。85年同社退職後Arthur D.Little(Japan)を経て、SRIインターナショナル移籍、96年(株)SRIコンサルティング設立と同時に初代代表取締役に就任。2000年3月(株)SRIコンサルティングの戦略コンサルティング部門解散に伴い退職。同年4月(株)フュージョンアンドイノベーションを設立し現職。
 経営及び技術に関する日本の代表的コンサルタントとして活躍している。著書は、「テクノロジーマネジメントの考え方・すすめ方」(中央経済社)など。

神戸大学経済経営研究所教授  延岡 健太郎 氏
 1959年生まれ。81年大阪大学工学部精密工学科卒業。自動車メーカーで7年間商品戦略の企画推進を担当。88年マサチューセッツ工科大学で経営学修士、93年経営学博士号(Ph.D)を取得。94年神戸大学経済経営研究所助教授。99年より現職。研究分野は製品開発の戦略と組織、企業間ネットワーク、トップマネジメント、IT戦略など。主要図書は「マルチプロジェクト戦略」(有斐閣 日経経済図書文化賞)、「製品開発の知識」(日本経済新聞社 近刊)など。

技術経営コンサルタント  坂口 嘉平 氏
 1933年生まれ。56年群馬大学工学部応用化学科卒業。花王石鹸(現 花王)に入社し研究所勤務。67年名古屋大学より工学博士の学位取得。化学品本部にて新商品・新事業開発の企画を担当し、83年化学品部門シニア・マネージャー。研究開発部門部長職を経て93年定年退職。

 現在、技術経営コンサルタントとして活躍する一方、千葉商科大学にて技術開発論を講義している。著書は「エンジニア・エグゼクティブへの道」(ダイヤモンド社)など。

 

2003年度スケジュール(PDF)

2002年度スケジュール・カリキュラム(PDF)

 ※グループ研究については、2 0日間の例会以外に、グループ毎に自主勉強会を開催いただきます

■2002度のグループ研究テーマ (2月下旬掲載予定) 

@ 製品開発のスピード化のためのR&Dマネジメント

    〜 スピード化を追求した製品開発マネジメント 〜

A 企業価値創造に貢献する商品開発

    〜 イノベーションロードマップが創り出す

差別化・高付加価値商品および新事業 〜

B コア技術戦略の限界を打破する新戦略の提言

    〜 事業展開の新たな方法を求めて〜

■2001年度のグループ研究テーマ

@ 新製品開発に有効なR&Dテーマを発案させるためのマネジメント

    〜 事業戦略に基づいたR&Dテーマを創出するために 〜

A 売れる商品開発のための商品コンセプト創出マネジメント

    〜 顧客との関係性を考慮した商品コンセプト創出プロセスの解明 〜

B 企業価値増大に貢献する新技術・新事業のマネジメント

    〜 顧客/パートナーシップを組み込んだ

                                                      イノベーション・プロセス構築 〜

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