• ・地域に必要とされるクリニックへの取り組み
• ・創発の場を通じた組織能力向上への取り組み
• ・患者視点に立った医療サービスの追求

りょうき歯科クリニックは、1993年に歯科用診療ユニットチェア４台、歯科医は院長のみの個人医院として開院し、 1995年に医療法人化を行った。経営理念に「りょうき歯科クリニックに出会えて良かった」を掲げ、患者にとって 「最善の治療」、働くスタッフの「幸せ」を追及し成長していく。

規模と質の両面で成長していく中、街の歯科クリニックの利便性と、大学病院と同等レベルの高度な治療と救急体制を整えるべく、 元旦を除く1年364日及び夜間22時まで診療の実施やインプラント専門医や歯周病認定医、 歯の根幹治療の専門医などの専門性の高い歯科医師が常勤することで、最新の医療技術を提供する「総合歯科医療クリニック」となる。 この高い技術力が認められ、2018年4月に厚生労働省から大阪府下では２施設目となる「単独型臨床研修医療機関」として認定される。 2017年、現在の診療所へ移転し、歯科診療ユニットチェア２０台、ドクター、スタッフを合わせ総数約90名のクリニックへと成長した。

また、高齢者や体の不自由な方などが歯科治療を継続して受けられる訪問診療や無料送迎のサービス、オーダーメイド診療メニュー、 お子様預かりサービスなど多様なサービス行っている。 さらに、治療のみならず、口腔内健康管理の重要性を伝えるため、幼稚園・保育園児の定期検診とセットで、歯の大切さを伝えるイベント 「スマイルパーティー」の実施や、「キッズ歯科医院体験イベント」、漫画小冊子の配布など、歯科医療機関の社会使命として「歯の大切さ」 を伝える啓蒙活動を行っている。

これらの取り組みにより、小さな子供、ビジネスパーソン、高齢者と幅広い層からの支持を集めることで、 家族全員の「掛かりつけ医」として成長しようとしている。

●コンセプトを明確にした“地域になくてはならない歯科医院”への取り組み

同クリニックは、大学病院と同等レベルの専門性・緊急対応と街のクリニックが持つ患者との親密性を兼ね備えた特徴ある歯科医院をコンセプトとしている。 患者が安心して治療を受けられるように、診療方針・治療計画などを説明し納得のいく治療を進める。

また、治療に関する疑問や聞いてみたいことなどで、主治医や担当歯科衛生士には直接聞きづらい事の橋渡しをするインフォームドカウンセラーを設置し、 患者の心理面をサポートしている。医師は、認定医・専門医としての専門性があり、 「単独型臨床研修医療機関」として、歯科医師の臨床能力向上に向けた環境の充実に取り組んでいる。

最新の医療技術の研鑽や総合的な歯科医療が提供可能な「総合歯科医療クリニック」として、“歯科医療について何でも応える事ができる診療所”の深耕が “地域になくてはならない歯科医院”へと向かっている。

●タウンミーティングや委員会活動を通じた組織能力向上への取り組み

歯科医療サービスと職場環境を向上するため、定期的にスタッフ同士の情報共有や話し合いの場を設定し、創発する機会を設けている。 年４回開催される「タウンミーティング」は、理事長から経営方針の説明や、学術発表、各委員会活動報告、組織間メンバーの対話・討議・交流などを行い、 スタッフが全員揃う事が難しい業態ではあるが全スタッフ参加に拘りを持ち実施している。

また、「３委員会（ES委員会(Employee Satisfaction)、PS委員会(Patient Satisfaction)、教育研修委員会）」 では組織横断的に各職種から選出されたメンバーで編成され、それぞれの視点で改善活動がされている。

この様に、組織横断、職種を超えた取り組みは、クリニックが目指す姿の実現に向けての組織能力向上に効果を発揮している。

●「日本一患者満足度の高い歯科医院」に向けた「５大サービス」の磨き上げ

基本方針の「患者満足度向上のため患者さんの側に立った医療サービスを常に追求するクリニック」の実現のため、 「①よく説明し理解、納得して頂く②痛くない治療の実施 ③滅菌・衛生管理が行き届いている④歯科医療技術の腕を磨く⑤予防概念の定着」といった 「５大サービス指針」を軸に、独自の視点・方法で患者満足の向上に努めている。

また、日常的な活動として、3委員会や監査チームによって現場で得られた問題点やアイデアを経営会議へのエスカレーションし、 継続的な改善・磨き上げを行い「日本一患者満足度の高い歯科医院」へと向かっている。

その結果、全国的な歯科医療市場で規模・経営遂行レベル共にトップクラスの団体であるNDG（ネクストデンタルグループ）で行われる 「NDGグループ患者様アンケート調査結果」において、「５大サービス指針」と紐づいた調査項目において高い評価を得ている。